ふいに漂ってきた香りで、昔のことをおもいだしてキュンとしたり、
張り詰めていた気持ちがスーッと爽快になったり、
ガサガサしていた心がラクになったコトが あなたもこれまでに一度はあるはず!
コロナ禍 でライフスタイルも変わって外出もままならなくなり、 ステイホーム 中は何かと心もすさみがち。
ステイホーム中 だからといって家事の量は減るわけではなく、むしろ増える一方。
いろんなストレスで心をすり減らし、なんだか疲れてしまった人にこそ試してほしいのが、
忙しい中でも誰でも簡単に生活に取り入れることができるアロマなのです。
取り入れるならアロマオイル?ルームフレグランス?
アロマ ( エッセンシャルオイル 精油 )とは、植物の草や花、根などから抽出された天然のエキスのこと。
美のカリスマのクレオパトラもバラやジャスミンなどのお花をオイルにつけた「香油」を愛用していたという逸話が残されているほどアロマの歴史は古く、昔から愛されているのです。
それもそのはず!
香りは五感の中で、心や身体にダイレクトに働きかけることができる唯一のもの。
意識とは関係なく、香りをかぐだけで、リラックスしたり、気持ちをあげたり、心を落ち着かせたり・・・
そんなことができるのも、脳に香りが運ばれることで、「懐かしい」「嬉しい」「幸せ」といった記憶が蘇り、心と身体の両方がリラックスすることができるからなのです。
また、香りはエッセンシャルオイル(精油)の薬理効果によって様々な生理作用をおこしてくれます。
息をするだけで香りの成分が肺に取り込まれて、血流にのり想像以上に早く全身をめぐり、身体に浸透していきます。
女性ホルモンの分泌をうながして美容効果を高めてくれたり、素早く気分を改善してくれたりと、一瞬で心や身体にに働きかける即効性があるのもリグレ世代には嬉しいところ!
症状にもよりますが、「試したとたんに気分が癒された」「よく眠れた」「頭痛が治まった」などの声は少なくありません。
この香りだけを使用したい!と決めているのであれば、アロマオイル(原液)もいいですが、アロマオイルは複数の香りをブレンドすることで、様々な効能が同時に期待できます。
しかし、ブレンドする量や比率が香りごとに決まっていたりと、原液を扱うにはある程度の知識が必要になります。
そんなとき、あらかじめブレンドされているルームフレグランスなら、お手軽に様々な効能が同時に期待できちゃうんです。
また、ルームフレグランスなら部屋ごとに違う香りをおいておけば、移動するだけで様々な香りを楽しめます。
アロマオイルのように毎回、容器にたらしたり電気や火を使ったりする必要もないので、忙しいリグレ世代をはじめ、子供や高齢者と一緒に暮らしている人にもピッタリ。
ルームフレグランスなら、置くだけでOKなので、誰でも手軽に取り入れることができるため、アロマ初心者さんや大切な人へのプレゼントにもオススメです。
ルームフレグランスを選ぶときのポイント
では、どんなルームフレグランスを選べばいいのでしょう?
ルームフレグランスと一口にいっても価格も香りもバラバラ。
何を選べばいいか困ってしまいますよね。
でも、アロマの効果を求めたくてルームフレグランスを置くのなら、一番大事なポイントは、合成香料ではなく、天然の精油を使用したルームフレグランスを選ぶこと!
一口に「アロマオイル」と言っても、様々な品質のものが売られています。
特に100均で売られているような安価なアロマオイルやルームフレグランスは、人工の合成香料が使われていたり、精油をオイルや水などで薄めているものがほとんどで、天然の精油のような様々な作用をもつ成分がほぼ含まれておらず、薬効は期待できません。
自然成分100%の「香り」は脳をダイレクトに刺激して、優れたリラックス効果をうみ、自律神経やホルモンバランスを整えることもできます。
天然の植物のエネルギーに満ちた香りで心身の不調から解き放たれて、おうち時間 を素敵にリラックスした気持ちで過ごすことができるように
どうせなら良い香りというだけではなく、プラスアルファの効能が期待できる 天然精油 にこだわったものを選びましょう。
香りの選び方
エッセンシャルオイル(精油)は、植物の花、葉、実、茎、根、樹皮などから抽出した「香りの成分」です。
「香りの成分」は天然の有機化合物の集まりで、1種類のエッセンシャルオイルの中には通常、数十〜数百以上もの有機化合物が含まれています。それらが化学反応を起こし、さまざまな作用と香りを生んでいるのです。
気になる精油の選び方ですが、効能から選ぶのはもちろん、心地よいと感じる香りを嗅ぐのものオススメです。
心地よい香りのものは、今自分が必要なものを選んでいるということもあるからです。
また、置く場所も大事!
リラックスしたい時の香りは寝室に。シャキっと集中したい時の香りは仕事場に。
高揚感や幸福感をもたらす香りならリビングに、と効能によって置く場所も変えましょう。
朝がつらい、やる気がでないときにオススメの香り
だるくて、スッキリしない朝にはやる気スイッチをいれてくれる柑橘系やハーブの香りがオススメ。
レモン
柑橘系のスカッと爽やかな香りが、日中に活発になる交換神経をスムーズに優位にしてくれるので、思考をクリアにして、気分を爽やかにリフレッシュしてくれます。
ローズマリー
森林浴をしているような香り。気分をリフレッシュさせ、脳の回転を良くしたり記憶力を高めてくれます。
血行も促してくれるので、朝になっても疲れている体にも優しく作用します。
ペパーミント
清涼感のあるクールな香り。頭をすがすがしくスッキリさせるリフレッシュ効果があるので、精神の緊張を和らげながら、やる気をあげてくれます。鼻詰まりや喉の痛みなど呼吸器系のコンディションを整えてくれる効果があるので、風邪の時はもちろんコロナやインフルエンザが流行する時期、花粉症の季節にもオススメです。
オレンジスイート
甘みのある優しいオレンジの香り。気持ちを前向きにさせてくれる効果があるので落ち込んだ心をそっと温めて、ポジティブな気持ちにさせてくれます、食欲を増進させてくれるので気分がめいってご飯が喉を通らない時にもオススメの香りです。
おすすめのブレンドルームフレグランスはこちら。
イライラするときにオススメの香り
育児や仕事のストレスや生理周期の乱れなど精神的にイライラする時や気が張りつめて息苦しいときには、自律神経を整えて気持ちをクールダウンするのが先決。
鎮静作用や気分を高揚させるアロマの力を借りてゆったりリラックスしてみて。
ラベンダー
爽やかなフローラルの穏やかな香り。イライラを鎮め、ストレスによってこわばった心や身体の緊張をほぐしてリラックスさせる働きがあります。
ゼラニウム
穏やかな気持になれる甘くて強いグリーンフローラルの香り。
生理前のイライラや気分のむらを緩和し、女性ホルモンのバランスを取りたいときにオススメです。
月経痛やPMS、更年期など女性特有の悩みを緩和する働きがありますので、女性にとってうれしい香りです。
ネロリ
オレンジの花から抽出され、高揚感や幸福感をもたらす香り。気持ちを晴れやかにしたり、特に心の落ち込みに対して効果が抜群で、抗うつ作用やストレスに効果的。淫乱作用があり、女性としての官能的な喜びや女性性を目覚めさせる効果も。
カモミール
甘いりんごのような草の香りです。鎮静と緩和の働きが期待でき、不安やイライラを取り除いてくれそうです。気分のアップダウンや、すぐにカッとしてしまうとき、穏やかに落ち着きたいときに。
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集中力を高めたい時にオススメの香り
頭がボーっとする、仕事中も他のことを考えてしまう、勉強に身が入らない・・・
集中力が散漫になりがちな時やぼんやりしてきた時は気持ちがシャキッとするような植物の香りをとりこんで。
高揚作用や活性作用があり、コーヒーや眠気覚ましのドリンクに頼らなくても、どんよりした頭の中がスッキリしてきます。
ローズマリー
気分がシャキッとする草木のスッキリとした香り。認知症予防や記憶力アップの効果を鳥取大学医学部の研究チームのおりがみつき。頭脳明晰の効果が期待できます。
レモングラス
レモンに似たさわやかな柑橘系の香り。エネルギーをチャージしてくれます。
ユーカリ
頭をすっきりとさせてくれます。ヒートアップしたときの冷却効果や精神披露にもオススメ。
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眠れない、眠りが浅いときにオススメの香り
心と身体に大きな影響を与える睡眠。
眠れないときは、お酒などに頼る前にアロマの力を借りてみて!
香りに包まれながら優しく身体をマッサージすれば(さするだけでもOK)
心身ともにリラックスすることができ、自然と深い眠りにいざなってくれるのでベッド周りに置くのがオススメです。
ラベンダー
爽やかで甘みのあるラベンダーの香り。昔からある香りなのでなじみやすく、不眠症対策にも一番人気の香りです。
優れた鎮静効果で、不眠の改善や血圧の正常化、筋肉痛などに効果があります。
自律神経のバランスを整え、心と体の不調を改善してくれるので繊細で傷つきやすい人、深い悲しみで眠れないときにもオススメの香りです。
ベルガモット
ベルガモットは、柑橘系のフレッシュさとほのかな甘さが感じられるグリーンシトラスの上品な香りです。
紅茶にもよくつかわれているベルガモットの香りは、他の柑橘系と異なり、心を鎮めリフレッシュする効果もあるので心のバランスをとりたいときにピッタリ。働きすぎで精神が張りつめていたり、煮詰まっている時にもオススメ。
シダーウッド
森林浴をしているかのような心やすらぐウッディーな香りは1日の終りにピッタリ!
ネロリ
フローラルなオレンジの香りです。リラックスしたいときや、強い不安や、緊張して眠れない時にオススメの香りです。
サンダルウッド
白檀(ビャクダン)の名前でしられる甘くウッディな香り。頭が混乱して、考え事がぐるぐるして眠れないときにおすすめです。気分が落ち着くので瞑想にも使われます。
オレンジスイート
甘くフルーティな柑橘系の香り。リラックス効果が高く、不安から解放され、明るい気持ちで眠れるようになると言われています。
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気分が落ち込んだり、不安なときにオススメの香り
環境がめまぐるしく変わると不安な気分におちいりがち。
気分が落ち込んでしまったり、不安な気分から抜け出せなくなる前に、アロマの香りをかいでみて。
沈みすぎた気分を明るくしたり、ストレスを和らげておだやかな気分になれるはず!
サンダルウッド
白檀(ビャクダン)の名前でしられる甘くウッディな香り。深い鎮静効果があり、神経の緊張と不安を和らげてくれます。特に更年期のメンタルケアには欠かせない香りで、呼吸が深くなり気持ちを落ち着かせてくれます。
イランイラン
華やかな南国を思わせる、魅惑的な甘いフローラルの香り。抗不安作用があるとされるイランイランの香りには、幸福感で満たされるようなゆったりした気持ちになれる効果があります。高い鎮静作用があるので、緊張やイライラがつのって、パニックになっているときにもおすすめです。
グレープフルーツ
グレープフルーツのさわやかな香りはリフレッシュ効果と同時に、リンパの流れを促してむくみを軽減させる効果があるといわれています。また、心に自信を与えてくれるので人前に出る時にも役立ちます。
ラベンダー
爽やかなフローラルの穏やかな香り。自分をうまく表現できないとき、後悔があるとき、繊細で傷つきやすい気分のときにおすすめです。
ローズマリー
森林浴をしているような香り。強壮作用が期待でき、心身を温め、沈んだ気持ちを元気にしてくれます。深い悲しみを引きずっている時にもオススメです。
ゼラニウム
穏やかな気持になれる甘くて強いグリーンフローラルの香り。
ストレスによってこわばった心と体をゆるっとほぐし、精神のバランスを保ってくれます。
不安な気分を落ち着かせ、自信をなくして、前進できないときも心に余裕を与え、楽しい気分にしてくれると言われています。
ジャスミン
しっとりした濃く甘い花の香り。高揚と鎮静の作用があるため、精神のバランスを保ちたいときにオススメの香りです。子宮強壮作用もあると考えられていて、女性ホルモン系の気持ちのアップダウン症状にも向いています。
オレンジスイート
甘くフルーティな柑橘系の香り。リラックスと高揚作用、浄化作用があるので気分を明るくし、もやもやした頭をスッキリさせてくれます。
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月経前症候群(PMS)にオススメの香り
女性ホルモンの分泌を促したり、ホルモンのバランスを正常に整えてくれます。
鎮痛・鎮静作用もあるので、月経痛やイライラの改善の効果も期待できます。
ラベンダー
爽やかなフローラルの穏やかな香り。高い鎮静作用でPMS特有のつらいイライラを収めてくれます。鎮痛作用もあるので月経痛にもおすすめです。
ローズ
華やかなバラの香り。女性ホルモン・エストロゲンの分泌を増やし、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。肌の調子を整えたいときにもおすすめです。
ローズマリー
森林浴をしているような香り。ローズと同じく、女性ホルモンのエストロゲンの分泌させ、ホルモンバランスを整えてくれます。情緒が不安定なときにもオススメの香りです。
ネロリ
心を落ち着かせる作用が期待でき、ストレスや不安からくる腹痛や頭痛改善にも向いています。
グレープフルーツ
グレープフルーツのさわやかな香り。
自律神経を整え、生理前に増える食欲を抑えてくれると人気があります。血行やリンパの流れを良くすると言われ、脂肪燃焼やむくみ、セルライトの改善にもおすすめです。
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認知症にオススメの香り
鳥取大学で30年以上続く認知症の研究で効果が出たと有名になった香りです。
認知症というと他人事のように感じている方も多いかもしれませんが、認知症は予防は40代からでも早すぎることはありません。むしろ予防は早いうちから始めるのが効果的なのです。
研究では認知症の予防は効果的なブレンドの割合があるため、はじめからブレンドされているルームフレグランスだと時間や場所を選ばないので誰でも取り入れやすいのでオススメです。
認知症と診断された後でも、毎日香りをかぎ続けることで認知機能の改善がみられたケースがあるそうなので、リビングなどにさりげなくおいてあっても他の人に認知症予防と気づかれにくいのでプレゼントにもオススメです。
日中用と夜用でオススメの香りが変わるため、リビングと寝室に分けてルームフレグランスをおいておくとよいでしょう。
レモンとローズマリー (日中用)
活性作用があると言われ、レモンは気分をリフレッシュ、ローズマリーは記憶力や集中力を高める効果が期待できます。鳥取大学の研究では認知症に一番効果があった香りです。朝・昼用なので一番良くいるリビングや仕事をされている方は書斎におくのがオススメです。
※自分でブレンドする場合はレモン1:ローズマリー2の割合
ラベンダーとスイートオレンジ (夜用)
鎮静作用があり、心をリラックスさせて、安眠を助けるのがラベンダーとスイートオレンジの香り。
眠りが浅くなりがちな高齢者の方や、仕事や育児に疲れている方は寝室においておくと、ベッドに行くだけで香りに包まれて寝ることができるのでオススメです。
※自分でブレンドする場合はラベンダー2:スイートオレンジ1の割合
もちろん単品でもある程度の効果は認められるようですが、せっかくならセットでの使用がおすすめです。
花粉症・アレルギー性鼻炎にオススメの香り
風邪の予防や花粉症を改善したいときには、殺菌力があり、免疫を高める効果が期待されるアロマを使ってみて。香りはどれも爽やか系なので男性からも高評価です。インフルエンザや風邪予防対策としても人気の高いアロマです。
ユーカリ
強力な殺菌作用と抗ウイルス、抗炎症、解熱の作用が期待できます。
喉や鼻の通りを良くしてくれるので風邪の予防にはもちろん、息苦しさを感じるときや、熱、せき、のど、気管支の炎症改善におすすめです。
ペパーミント
消毒作用が期待でき、呼吸器に働きかけるそうです。痰や鼻づまり解消におすすめです。
ティーツリー
ユーカリと同じように気分のリフレッシュ作用や、鼻や喉の通りを良くしてくれる働きがあります。
免疫系を刺激し、抗ウイルス、殺菌、消毒作用が期待できます。風邪やインフルエンザ予防にぴったりです。
サイプレス
収れん作用が期待でき、過剰な排泄を抑えると言われています。鼻水が多いときや、下痢や止血に。解毒作用があり、体内を浄化してくれる香りだと考えられています。
おすすめのブレンドルームフレグランスはこちら。
まとめ
アロマテラピーは、西洋医学の対処療法ではスッキリしない自律神経系、ホルモン系の不調改善に役立ちます。
おうち時間 が続き、生活のリズムが崩れると、どうしても精神的な不調が体にあらわれてきてしまうことがあります。
そんなときは、ルームフレグランスで手軽に好きな香りを楽しみながら、あなたの健康維持や心の癒しにお役立てください。
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