だんだんと暖かくなってくる春先。
でも、まだまだ寒暖差がはげしくて、昨日はあたたかかったのに、今日はいきなり寒くなったってことも。
なんとその寒暖差は年々拡大しており、昼と夜では約10度も気温が違うのです!
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こんなに気温差が大きいと、どんな服を選べばよいか迷ってしまいますよね。
そんな時、コーディネートにストールをプラスすると、とっても便利!
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ファッションとしてオシャレに見えるのはもちろん、寒くなったらストールをはおって、暑くなったら小さく丸めてバッグにポイッといれて持ち運べたり。。。
気温に合わせて使えるアイテムなので、春先にストールは必須アイテムです。
今回は、カシミヤ100%ストールブランド「re:gre」のスタイリストが様々なストールを見てきた経験を活かして、春のストールの選び方をご紹介していきます。
秋冬ストールの選び方について詳しく知りたいあなたはコチラ。
絶対失敗しない!春ストールを選ぶポイント
でも一口にストールと言っても、気温差の大きい季節だけに
春にどんなストールを選べばいいのかわからないなぁ・・・ という方も多いのではないでしょうか?
ここでは、絶対失敗しない春ストールの選び方を伝授!
ここで紹介する通りにストールを選べば、きっと春に満足できるストールを選ぶことができるはずです♪
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春バテ予防にストールは必須アイテム!
保育園や幼稚園の入園や進学、就職、引っ越しなど春は、生活環境が大きく変わる人が多い季節。
生活環境が変わると、ストレスから自律神経が乱れ、春バテを感じやすくなります。
また、春先は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節なので気圧の変化に自律神経の切り替えがが追いつかず、春バテをおこしてしまうことも。
春バテを起こしてしまうと、「イライラしてしまう」「気分が落ち込んでしまう」「ゆううつな気分になる」などの精神的なストレスや、「手足が冷える」「暑くもないのに汗をかいてしまう」「身体がだるく感じる」「頭痛がする」などの身体的な不調を感じる人が多いようです。
春は気象の変化や寒暖差が大きいのに、ファッションに敏感な人ほど、薄着になることが多いため、身体が寒暖差に敏感になってしまいます。
この寒暖差から自律神経が乱れ、肩こりや目まいなど様々な春バテを起こしてしまうのです。
また、身体が冷えてしまうと、幸せホルモンの「セロトニン」や、やる気ホルモンの「ドーパミン」をつくる酵素が働きにくくなってしまいます。
そこに生活変化によるストレスが重なると、更に血のめぐりが悪くなってしまい、更に酵素がうまく運ばれなくなってしまいます。
とくに「冷え」を感じやすい30代や40代、50代の女性ほど、春バテがよく現れてしまいます。
春バテの予防や対策には何より身体を温めて、自律神経を整えることが重要です。
身体がポカポカあったまる足湯もいいですが、準備が大変だったり、思い立ってすぐにできなかったり・・・
そんな時、ストールだと家でも外でも気軽にできて、とっても便利。
首の血管は体中をとおるので、ストールで首を温めるだけで全身があたたまり、春バテに効果が高いのです。
とくに、春は薄着のファッションをしがちなので、気温の変化に合わせてストールを巻いたり外したりすることで、気温変化にともなう身体のストレスを軽減することができます。
春ストールで失敗しない色はどれを選べばいい?
春に限らず、ストール選びで失敗しないコツは、とにかく
顔映りがいいものを選ぶこと!
パーソナルカラーという言葉を聞いたことがありますか?
パーソナルカラーとは、肌の色や髪、瞳や唇などあなた個人が持って生まれた色(Personal)に似合う色(Color)のことです。
同じ日本人でも、肌の色や髪の色など、一人一人違うように、似合う色も人それぞれ違うのです。
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ピンクと一口に言っても、左のサーモンピンクは、お顔がさみしげに映りますが、
右のローズピンクはお顔の血色が増し、ツヤ感も出ました。イキイキと元気に見え、
Mさまらしさが表現されました。
特に顔の近くに似合う色をもってくると、肌が驚くほど透明感がアップし、健康的で瞳までキラキラして美しく見えるのです。
逆に、自分の好きな色でも、知らない間に似合わない色を身に着けてしまっていると、なんだか野暮ったく見えたり、老けて見えてしまったり・・・
自分のパーソナルカラーをしっかり見極めて、その中から服との組み合わせで春にピッタリな色を選ぶようにしましょう。
■パーソナルカラー:スプリングタイプ
肌は黄みがかったベージュ系で透明感とツヤのある肌、明るい茶色できらきらしたガラス玉のような瞳とサーモンピンクのような唇の色が特徴の人です。
パーソナルカラーがスプリングタイプの芸能人は、女性は上戸彩さんや平子理沙さん、AKBの小嶋陽菜さん、松岡茉優さん、本田翼さん、YOUさん、松田聖子さん、大竹しのぶさん、男性だとSMAPの中居正広さんや香取慎吾さん、嵐の相葉雅紀さん、NEWSの手越祐也さん、ナインティナインの岡村隆史さん、ネプチューンの堀内健さんなどです。
年齢よりも若く見られることも多く、表情が豊かで、可愛らしく明るい華やかさを持っているスプリングタイプの人は明るくて澄んだ下記のようなイエローベースの色やはっきりとした暖色、透明感のある色が似合います。逆にくすんだ色を選ぶと不健康に見えてしまいますので注意しましょう。
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■パーソナルカラー:サマータイプ
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頬にピンク系の赤みをもつ色白な肌で、瞳の色はブラックやダークブラウン系でふちがぼんやりしてやわらなか印象で、唇の色はピンク系の人。
パーソナルカラーがスプリングタイプの芸能人は、女性は蒼井優さん、浅田真央さん、綾瀬はるかさん、石原さとみさん、戸田恵梨香さん、堀北真希さん、真木ようこさん。
男性はディーンフジオカさん、嵐の二宮和也さん、福山雅治さん、向井理さん、オードリーの若林さんなどです。
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エレガントで優しくソフトな印象をもつスプリングタイプの方は、ブルーベースの色・明るいパステルカラー・グレイッシュで上品な色を身につけると、色が白く・明るく・滑らかな肌に見えます。
逆に鮮やかすぎる強い色は顔色をくすませてしまうので避けたほうがよいでしょう。
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■パーソナルカラー:オータムタイプ
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イエローベースのオークル系のマットな肌で、瞳の色はダークブラウン、チョコレートブラウン系の落ち着いた深みのあるで、唇の色がオレンジ系の人。
パーソナルカラーがスプリングタイプの芸能人は、女性は安室奈美恵さん、中村アンさん、すみれさん、三船美佳さん、優香さん、優木まおみさん。
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男性は嵐の大野智さん、SMAPの木村拓哉さん、成宮寛貴さん、松坂桃李さんなどです。
華やかで洗練された大人っぽく知的な雰囲気なので、ゴールドベースの色や、深みのある色や彩度の低い色を身につけると滑らか陶器肌・華やかな雰囲気に見えます。
パステル系はぼやけた印象に見えるので少なめに取り入れるとよいでしょう。
ブルーベースの色は、顔がくすんだり、服やメイクだけが浮いたようなチグハグな印象に避けたほうがよいでしょう。
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■パーソナルカラー:ウィンタータイプ
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ピンク系〜オークル系の肌で、瞳の色はブラックやダークブラウン系で、白目とのコントラストが強い印象的な目をしていて、唇の色はローズ系の人。
パーソナルカラーがスプリングタイプの芸能人は、女性は小雪さん、富永愛さん、柴咲コウさん、中谷美紀さん、富永愛さん、深津絵里さん、堀北真希さん。
出典:http://ameblo.jp/
男性は玉山鉄二さん、TOKIOの長瀬智也さん、松田翔太さん、嵐の松本潤さんなどです。
はっきりした顔立ちの人が多いウィンタータイプの人は、鮮やかな色やモノトーンの色を身につけると、色が白く・輪郭が引き締まり・ツヤやかな肌に見えます。
逆にベージュやカーキ、ブラウンなどの黄・茶系は野暮ったく老けて見えがちなのでなるべく避けるようにしましょう。
出典:http://www.kakimoto-arms.com/
パーソナルカラーと一口にいっても、ただ単に「似合う色」ということではなく、「顔映りがいい」=「肌の血色がよく健康的で魅力的に見える」色を選ぶことが大切なのです。
特にストールは顔に一番近いところにくるアイテムですから、色選びには失敗できません。
自分が何色か判断がつきにくい場合は、まずはホワイトの無地や地色が白のプリント柄のものを選んでみては?
ホワイト系なら、どのパーソナルカラーの人にも似合い、使いまわしやすく、顔が明るく見えるレフ版効果もあるのでおすすめです。
イエローベースの肌の人でもブルーベースの肌の人でも似合うのがグレージュのストールです。
竹内結子さんが『A LIFE』のドラマの中で使用していたようなグレーのストールを選べば、上品でどんなコーディネートにもあわせやすく服装を選びません。
出典:http://item.rakuten.co.jp/importfan/
特に色物は使いづらい、ホワイトはタオルっぽくなって苦手という人にも、グレージュはおすすめのストールカラーです。
また、ブラック、ネイビー、ブラウンなどのベーシックカラーも季節を問わず使いまわしやすいカラーです。
ブラック、ネイビー、ブラウンと一口にいっても、そこから更に赤みがかった、黄味がかったなど自分のパーソナルカラーにあうものを選ぶとよりオシャレにみえます。
さらに、パーソナルカラーと並んでファッションに重要な要素、「骨格」を知ることでより自分にあったストールを選ぶことができます。
「骨格診断」については、こちらの記事で詳しく説明しています。
春ストールにはどんな素材のものを選ぶ?
最近ではポリエステルやアクリル、ナイロン、レーヨン、モダールなどの化学繊維や合成繊維のストールが沢山出回っています。
春から夏にかけてはストールでもよく目にする素材ですよね。
でも、ちょっと待って下さい!
石油を使って作られることの多い、これらの化学繊維は加工の段階で有害な化学物質をたくさん使っているのです。
肌も鼻や口とおなじように呼吸していますから、石油をつかったストールが肌に触れていることで少しずつ体内に吸収されていってしまうのです。
口や鼻から入った毒素は90%が解毒されるのに対し、皮膚から侵入した毒素や化学物質は、肝臓などの解毒器官を通らないため、90%以上が身体の中に蓄積されてしまうといわれています。
出典:http://tenkabutu01.com/
石油から作られる化学物質は、分子量がとてもちいさいものが多いため、肌に触れると簡単に体内に入ってきます。
10代や20代の若い時は、化学繊維のストールを使っていてもなんともなかったけど、
肌が敏感になってくる30代や40代になると、天然繊維のストールでないと使えないという方が急に増えるのはこういう理由からなのです。
特にストールを巻く首は、身体の中でも敏感な部分の一つ!
首は顔の半分ほどしか皮膚の厚さしかないのです。
出典:http://wachabuy.com/
ナイロンやレーヨン、ポリエステルやアクリルなど化学繊維のストールは価格も手頃で何枚も買いやすいのですが、
天然繊維のストールに比べ、化学繊維のストールは摩擦力が高く肌の表面を傷つけてしまいます。
角質層の薄い首元には有害化学物質も吸収されやすく、肌荒れの原因になったり、チクチクしたり、かゆみの原因になったり・・・静電気も発生しやすいので、女性の繊細な肌には大敵といえます。
出典:https://www.businessoffashion.com/
肌着と同じで肌に直接ふれるストールは、天然繊維100%であることが重要です。
カシミヤやシルクの天然繊維のストールは、肌ざわりが良く、薄くても高い保温性を誇ります。
30代や40代以上の女性の繊細な肌や健康をやさしく包み込んでくれるので、春ストールには、長期間安心して使うことのできる天然繊維100%のものを選びましょう!
る天然繊維100%で春におすすめの素材は、シルクストール(絹)、ウールストール(羊毛)、カシミヤストール(カシミヤ山羊毛)、カシミヤシルクなどの天然素材の混紡のものがオススメです。
■カシミヤストール
出典:https://www.fastcompany.com/
「繊維の宝石」とも呼ばれるカシミヤは、天然繊維の中では最も保温性が高く、ウールよりも繊細で、ふんわりとやわらかで、とろけるような極上の肌ざわりの素材です。
カシミヤのストールは、カジュアルにもエレガントにも使うことができる人気の素材です。
カシミヤストールのメリットとデメリットはこちらから御覧ください。
カシミヤ100%のストールでも、薄手のガーゼタイプのストールを選べば、春だけでなく通年を通して使うことができるます。小さく折りたためるので、持ち運びにも便利です。
■カシミヤシルクストール
春や秋など寒暖差の激しい時期は、シルクの持つなめらかさと、カシミヤのあたたかさをあわせたカシミヤ×シルクのストールがおすすめです。
暖かくて軽いカシミと保湿&放湿性に優れたシルクの混紡素材のストールは、キレイ目でもカジュアルにもあわせやすく30~40代の女性の方におすすめの素材です。
■シルクストール
出典:http://www.silkweavingstudio.com/
シルクは代表的な通年素材で、蚕がうみだす絹糸から作られいます。
天然繊維の中では最も細いため、肌ざわりが柔らく、しっとりとした極上の肌触りです。
優れた吸放湿性で肌を常に清潔に保ち、細菌の繁殖を抑えてくれるので、素肌が潤い、若々しさを保ってくれます。敏感肌の方や年配の方にもおすすめの素材です。
美しい発色と品の良い光沢感があるシルクのストールならフォーマルなシーンにも似合いますし、カジュアルなファッションにあわせるときれいめのエレガントな雰囲気をプラスすることができます。
シャツやブラウス、スーツやジャケット、ドレス、和装などが多い方なら春にはシルクストールがオススメです。
シルクストールのメリットとデメリットはこちらから御覧ください。
シルクのなかでもシルク100%の結城紬のストールを選べば、デイリーにもカジュアルにも使いやすくて、結城紬の独特の風合いが春ストールにピッタリ!
春ストールは無地にする?柄物にする?
出典:http://www.shelterness.com/
春に巻くストールを選ぶ際、迷うのが無地にするかということ。
せっかく気に入るストールを選んで購入しても、手持ちのワードローブと合わせた時にイマイチだったら、そのうち使わなくなってしまいます。
ワードローブに無地のトップスが多いなら多色使いの柄物のストールを、柄物のトップスが多いなら無地のストールや同色系の柄物を選ぶとよいでしょう。
柄物のストールというとあわせづらそうと敬遠しがちですが、コーディネートの一部にストールの柄の色を取り入れるだけで、どんなコーディネートにも似合うので実はとっても使いやすいアイテムなのです。
まとめ
いかがでしたか?
春ストールをファッションに取り入れると、春バテ予防だけでなく、ついでに首のシワも隠せちゃうのもポイントが高いですよね。
- 顔映りや顔色がよくみえるパーソナルカラーのストールを選ぶ
- 30代、40代、50代以上の女性は、必ず天然繊維100%のストールを選ぶ
- 春ストールに最適な素材は、カシミヤ、シルク、カシミヤシルク素材
- 無地のトップスが多いなら柄物のストール、柄物のトップスが多いなら無地のストール
このポイントをおさえると、春ストールでは失敗しません。
2枚め、3枚目のストールを選ぶ時にもぜひこのポイントをチェックしながら選んでみてくださいね!
きっと、長く愛用できるストールに出会えるはずです。ぜひ、あなたのストール選びの参考にしてくださいね!
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